石ノ森章太郎の作品を熱く語る!お姉さんがあのヒロインに?被災した萬画館はどうなった?

漫画

石ノ森章太郎の漫画をワクワクしながら読んで育ったアラカンのオヤジです。

石ノ森章太郎って知っていますか?

今も子供たちやママさんたちに人気の仮面ライダーシリーズやスーパー戦隊シリーズの原作者として、名前くらいは聞いたことあると思います。

先日アマゾンで子供の頃に読んでいたコミックスが、当時のままの表紙で出版されているのを見かけて、嬉しくてこの記事を書いています。

この記事では、
石ノ森章太郎の作品の中で、僕が一番好きな作品はどれ?
石ノ森章太郎のお姉さんの面影があるヒロインは誰?
東日本大震災で被災した石ノ森萬画館の今はどうなっているの?
などを書いています。

この記事を読めば、あなたも石ノ森ワールドへ飛び込みたくなりますよ。

スポンサーリンク

石ノ森章太郎の作品で一番好きなのは?


僕はサイボーグ009が一番好きな作品です。

石森章太郎(当時のペンネームは石ノ森ではなく石森)の作品膨大にあるので、
人造人間キカイダーが最高傑作だ
仮面ライダーが好きだ
佐武と市捕物控
幻魔大戦
さるとびエッちゃん
など、ファンの中でも意見が分かれますね。

50年くらい前のことで小学校の何年生か忘れましたが、従兄弟の家に遊びに行ったときに、少年キングかマガジンに連載されていたのを見て、面白くてまたたく間に読んだのがサイボーグ009との出会いですね。

毎週少年マガジンを買えるほど裕福な家庭ではなかったので、お小遣いを貯めては、秋田書店のサンデーコミックスを買いに行って貪るように読んでいました。当時は1冊220円だったかな。

「サイボーグ」という言葉を初めて知り、主人公島村ジョーの半身の中の機械が透けて見える絵がとても成功に欠かれていて、近未来だとワクワクしたのを思い出します。

サイボーグ009にはたくさんのエピソードがあります。
10冊買ったコミックスには、『誕生編』『暗殺者編』『放浪編』『ベトナム編』『ミュートス・サイボーグ編』
『地下帝国ヨミ編』『怪物島編』『中東編』『移民編』『ローレライの歌編』『海の底編』『天使編』
などが収録されてました。

ベトナム戦争とか子供にはよく分かりませんでしたが、そういう時代だったんですね。単なるヒーロー物ではなく、「正義とはなにか?」「なぜ戦うのか?」「力とはなにか?」といった苦悩が随所に描かれていました。

何度も何度も読み返しましたが、中でも一番感動的なのが、地下帝国ヨミ編のラストです。

ジョーたちサイボーグ戦士を作った暗黒組織ブラックゴースト団との最終決戦の物語。
総統スカールを追い詰めて魔神像に乗り込み成層圏へ。
ジョーは死を覚悟し、内部から魔神像を破壊しようとする。
ジョーを見殺しにできず、地球を飛び出したジェット。
爆発した魔神像から吹き飛ばされたジョーを助けたジェット。
でもそのジェットも力尽き・・・。二人して大気圏突入。
「ジョー、どこにおちたい?」
・・・
ベランダから姉と弟が流れ星を見つけます。
姉が静かに「世界に戦争がなくなりますように」とお願いするシーンで終わります。

涙しながら読んだ覚えがあります。

スポンサーリンク

石ノ森章太郎の姉の面影があのヒロインに?

石ノ森章太郎には、若くして亡くなった3つ違いのお姉さんがいました。

サイボーグ009のフランソワ(003)の優しさや美しさ。幻魔大戦の東丈の姉、東三千子の儚さや弟思いの健気さ、奥ゆかしさ。石ノ森章太郎が描く女性には、お姉さんの面影と亡くなったお姉さんへの愛情を感じられます。

昨年の24時間テレビでは、「ヒーローを作った男 石ノ森章太郎物語」が放送されました。

病弱で外へ出られないお姉さんにいろいろな出来事を伝えるためにマンガを書き始めた章太郎少年。高校生の頃には、手塚治虫に認められ漫画家デビューしています。

高校卒業と同時に東京豊島区のトキワ荘で漫画家生活を本格的にスタートさせます。病弱だったお姉さんは、自身の療養を兼ねて身の回りの世話をするために上京してきます。

当時のトキワ荘には、藤子不二雄(藤本弘、安孫子素雄の二人)や赤塚不二夫、水野英子など若手漫画家のすごいメンバーが住んでいたんです。手塚治虫も少し前まで住んでいました。

トキワ荘のマドンナ的存在となったお姉さんですが、22歳という若さで亡くなってしまいます。
章太郎も二十歳そこそこ。姉の喜ぶ顔が嬉しくて描いてきたマンガ。最愛の姉を亡くした悲しみや喪失感はいかばかりだったのか・・・。

漫画もろくに書けなくなり、出版社に借金をして海外へでかけます。

日本に戻ってから、数々の名作が生み出されていくのですが、お姉さんの死やその悲しみを乗り越えるための海外旅行が、その作品世界におおきな影響を与えているのかなと思います。

9人のサイボーグ戦士たちの年齢や国籍がバラバラなのは、海外旅行の影響かとも思うし。ベトナム戦争や中東戦争、神話、神々などテーマが大きくなっています。

お姉さんの面影を一番残しているのは、幻魔大戦の東ミチ子かな。敵の襲撃にあい死んでしまいますが、残留思念となって弟の丈を助けるなんて泣けてきます。

スポンサーリンク

石ノ森章太郎萬画館の震災後の復興は?

東日本大震災の被災状況のニュースで、津波の被害を受けた石ノ森萬画館の映像が流れた。瓦礫の中に立つ仮面ライダーが、痛ましくもあり、負けないぞと前を向いているようにも見え・・・。
萬画館の3階には、近くにいた40人程が避難して救助を待ったそうです。

全国から駆けつけたボランティアの方々の助けを受け、被災から1年8ヶ月後の11月には再オープンしています。

石ノ森萬画館は、宮城県石巻市にあります。
石ノ森の自宅は宮城県登米郡石森町(現在は登米市中田町石森)ですが、学生時代に自転車で3時間かけて石巻の映画館へ通っていた縁で、萬画館が石巻に建てられました。

宇宙船をイメージした外観は石ノ森の原案をもとに建てられ、2001年にオープンしましたが、残念ながら、その姿を見ることなく、1998年1月に60歳で永眠されました。

3階建ての館内には、原画や資料の展示ばかりでなくアミューズメント性のある企画やイベントも盛り沢山です。2階にはサイボーグ009の世界や人造人間キカイダーの世界、さるとびエッちゃんの世界、HOTELの世界などがあります。仮面ライダーの世界では、仮面ライダー1号から歴代のライダーのマスクが展示され、子どもたちにも大人気です。

生家のある石森町には、石ノ森章太郎ふるさと記念館があります。子供時代のたフィギュアやトキワ荘の部屋を再現した展示などがあります。すぐ側の生家は無料で入ることができ、少年時代に漫画を描いていた机などが展示されています。

スポンサーリンク

まとめ

この記事では、
石ノ森章太郎の作品の中で、僕が一番好きな作品はどれ?
石ノ森章太郎のお姉さんの面影があるヒロインは誰?
東日本大震災で被災した石ノ森萬画館の今はどうなっているの?
などについて個人的な想いを綴っています。

僕が一番好きな石森作品は、「サイボーグ009」です。
エンターテイメント性あり、正義とは?戦いとは?というメッセージ性があり、何よりも主人公たちの人間らしい苦悩が描かれている素晴らしい作品です。
何十年にも渡って書き続けられていて色々なエピソードがありますが、その中でも『地下帝国ヨミ編』は最高傑作です。ぜひ読んでみることをおすすめします。

石森章太郎のお姉さんは若くして亡くなりました。最愛の姉の面影は、平井和正との共著「幻魔大戦」の東ミチ子にみてとれます。つつましくて優しい弟思いの姉ですが、死してなお弟の丈を守る姿には凄まじい情念を感じます。

石巻市にある石ノ森萬画館は震災から立ち直り、今もたくさんの子供たちで賑わい、街の復興にも大きく貢献しています。

懐かしの石森漫画を思い出しながら、久しぶりに子供時代に戻ったみたいで、ワクワクしています。あなたもぜひ石ノ森マンガワールドを楽しんでください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました